ボイストレーニング用語が解らない!専門用語を解説
ボイストレーナーの東本です。
ボイストレーニングでよく出てくる用語をまとめておきます。
トレーナーや講師によっては多少解釈に違いがあることもありますが、より一般的で正しいものを記載しておきます。
レッスンや授業でついていけるように一つ一つ確認したり、分からない時にこのページを活用してみてください。
●声帯
声を作り出す振動弁。
喉仏の内側に位置しています。
●チェストボイス
表声の中の一つで豊かな響きを持ち、しっかりと声帯を振動させた声です。
●ヘッドボイス
裏声の中の一つで豊かな響きを持ち、しっかりと声帯を振動させた声です。
●ファルセット
裏声の中の一つで弱々しい息混じりの声。
●プルアップ(プルチェスト)
地声を張り上げで無理をしながら高い音を歌っている状態。
●フリップ
地声が意図しないところで裏返ってしまう症状。
●ライトチェスト
チェストボイスが薄い状態。
曲中で一度ヘッドボイスに入るとチェストボイスに戻りにくいことがあります。
●ハイラリンクス
ラリンクスとは喉頭のこと。
喉が上った状態を指します。
●ロウラリンクス
ラリンクスとは喉頭のこと。
喉が下がった状態を指します。
●軟口蓋(ソフトパレット)
上顎奥にある柔らかいポイント。
舌で触ることが出来ます。
●硬口蓋(ハードパレット)
上顎手前から真ん中くらいまである骨っぽいポイント。
舌で触ることが出来ます。
●ボイスポジション
軟口蓋と硬口蓋がちょうど切り替わるポイント。
声がもっとも響くためベストなポジションとして知られています。
●共鳴腔
声帯で作られた振動を響かせる空間。
体にいくつか存在します。
●鼻腔(鼻腔共鳴)
鼻の奥にある空間。またそこで作られた響き。
●口腔(口腔共鳴)
口の中の空間。またそこで作られた響き。
●咽頭腔(咽頭腔共鳴)
喉仏の上からご飯を飲み込む穴までの筒状の空間。またそこで作られた響き。
●甲状披裂筋(TAマッスル)
声帯に並走するようにある筋肉。
声帯を縮める力。別名地声筋とも呼ばれます。
●輪状甲状筋(CTマッスル)
甲状軟骨と輪状軟骨の間に位置する筋肉。
結果的に声帯を引き延ばす力を生み出す。別名裏声筋とも呼ばれます。
●オープンネイザル(開鼻音)
ネイザルとは鼻腔のことを指します。
オープンネイザルは鼻腔の奥が広がった状態を言います。
●クローズネイザル(閉鼻音)
ネイザルとは鼻腔のことを指します。
クローズネイザルは鼻腔の奥が狭い状態を言います。
●横隔膜
肺の下にアーチ状にある筋肉。
●腹式呼吸
横隔膜が機能した呼吸。
横隔膜が内臓ごと下に下がるので、結果的にお腹が膨らみます。
横隔膜呼吸とも呼ばれます。
●胸式呼吸
横隔膜を機能させずに行う呼吸。
肺が狭い範囲で膨らむため、沢山吸うと胸が圧迫された感覚になります。
深呼吸を深くしてみると解りやすいと思います。
●スタッカート
短く切った音のこと。
●ロングトーン
一つの音を伸ばした状態。
●5トーン
いわゆるドレミファソファミレド。
階段が低いのでフリップし易い人に効果的。
●トライアド
いわゆるドミソミド。
階段が広いのでプルアップし易い人に効果的。
⚫️ブロークンスケール
いわゆるドソミド(オクターブ)ソミド
こちらは随時更新していきます。