喉を下げるエクササイズ!引き下げ筋肉を養う方法
ボイストレーナーの東本です。
今回は喉を引き下げる筋肉
『胸骨甲状筋』について。
これはのどについている喉仏を含む軟骨を横から見たイラストです。
また、ピンクに色付けされているところが『胸骨甲状筋』と呼ばれる筋肉で、甲状軟骨と胸骨を繋いで存在します。
この筋肉もまた歌を歌う上で必要と言えるでしょう。
喉仏を触りながらあくびをしてみてください。
喉仏が引き下がりあくびが終わると元の位置に戻るのが解るかと思います。
この時『胸骨甲状筋』が働き、筋肉が縮むことで甲状軟骨を引き下げでいるのです。
また、甲状軟骨が下がるとその上にある咽頭腔の範囲が拡大し、深い響きを増幅することが出来ます。
今回は細かいことはこのくらいにして、とにかくこの筋肉を動かして発声してみましょう。
胸骨甲状筋なら「G」の子音!
少しこもらせた声(クレヨンしんちゃんのボーちゃんの声のような)を作り、グゥグゥと発音してみてください。
男性であれば鏡を見てみると喉仏が発音する度に下がって戻るのが解ります。
視覚的に確認できない方や、女性の方であれば、喉仏に優しく触れて発声してみると動きを確認できます。
この発音で喉仏が下がれば胸骨甲状筋は上手く働いているので、自分が出来る限り深く下がるよう意識しながら発声してみましょう。
オススメのスケールはトライアードやオクターブ系のもの。
key of Cで言えば
ドミソミドやドミソドドドドソミドなど。
慣れてきたらグゥーーーと伸ばしながらこのスケールを歌ってみるのもオススメです。
引き下げ筋『胸骨甲状筋』を柔軟に動かす体操としてライブやカラオケなどで歌う前に発声に取り入れてみてください!