横隔膜をしっかり動かす!正しい発声方法
ボイストレーナーの東本です。
歌では欠かせない横隔膜(おうかくまく)。
オレンジの所が横隔膜で、矢印の方向に動きます。
正しくは縮むと言った方が正確ですが。
肺の下に沿う様にあるこの横隔膜が、歌声を大きく変化させる大切なアイテムであることを知っていましたか?
腹式呼吸と胸式呼吸の違いも、この横隔膜が稼働するかどうかです。
息のコントロールも、ヴィブラートまでこの横隔膜が一躍かっているのです。
ボーカル教室やスクールに通ったことがある方なら、この横隔膜のトレーニングをしたことがあると思います。
横隔膜という名前ですが筋肉です。
筋肉ですからある程度、筋力に個人差があるのでしっかり鍛えて、カラオケやライブに活かしてみてください。
横隔膜を柔軟に!
スタッカート発声のやり方。
まず、立った状態で上半身の力を抜きましょう。
利き手をおへその少し下に当てます。
逆の手で吹き矢を持ち構えたフリをしてみてください。
そのまま矢を遠くに飛ばすイメージで吹いてみてくたさい。
たくさんの息を使いながら出来るだけ短く吐いてください。
このときお腹が瞬時に凹んだのが確認できると思います。
これが横隔膜の動きです。
この動きを前提に「は」の発音を加えてみてください。
「はっはっはっ」と続けていきます。
先ほどの吹き矢のイメージで吹いた時と同じお腹の動きが起きていれば成功です!
慣れてきたら5トーンなどのスケール練習でやってみましょう。
どんどんスピードアップしていくと効果が増していきます。
カラオケやライブの前にしっかりやっておくと歌いやすくなりますよ。
是非、トレーニングに取り入れてみてください!