男性曲、女性曲全部をレパートリーに!音域の差をコントロール
ボイストレーナーの東本です。
レッスンで生徒さんに「練習に使うので好きな曲を選んで」と言うとほぼ、男性は男性曲、女性は女性曲を選んでいます。
もちろんそれでOKなのですが、そんな決まりはありませんよね。
性別が違っても中には歌ってみたい好きな曲もあるのではないでしょうか?
男性が女性キーの曲を歌うととんでもなく高い!
逆に女性が男性キーの曲を歌うと低すぎる!
でもカラオケで歌いたい曲がある、、、
そんな問題をキーコントロールで解消しましょう。
そもそも、男女の音域にはどのくらい差があるのでしょうか?
その差はなんと1オクターブ+3〜4音。
声帯の長さも男性の方が長いためコントロールするための力も必要といえます。
カラオケで男性が女性キーの曲を歌う時は、相場♭を3回から4回押すと程よいと思われます。
逆に、女性が男性キーを歌う場合は♯を3回から4回押す。
また、出せる音域にはもちろん個人差がありますが、チェストボイスの本当の範囲はさほど差がないことが解っています。
男性であればE4からF#4。
女性であればG#4からB4辺りで、チェストボイスがナチュラルに発声出来なくなるポイントがあります。
なので、できればこの音までで歌える曲を選ぶ、もしくはこの音までで歌えるキーに変更するようにしてみてください!
キーコントロールをすることは当たり前のことです。
何故か原曲キーに拘る方が多いように感じますが、私は逆に、自分の音域に曲を合わせることが音楽的美学だと思います。
男性曲も女性曲も自分のチェストボイスに合わせたキーにして、楽しく歌を歌ってみてください!